フィレンツェ生まれの作曲家カステルヌォーヴォ=テデスコのピアノ作品。
ユダヤ系イタリア人の彼は、祖父が手帳に書き残していたメロディに触発され、ユダヤ教礼拝堂での典礼音楽と、母親に歌ってもらった古いユダヤの歌からこの作品を書いたようです。
繰り返される印象的なメロディと鋭いアルペジオによって、異世界へ連れていかれるような幻想的な作品となっています。メロディはユダヤの伝統楽器ショファーのように演奏するとの指示があります。YouTubeなどで聴く限り、ちょっと音程が不安定な原始的な楽器のようですが、演奏する時のイメージがつかみやすいかもしれません。
ETCETERA KTC 1134 Mario Castelnuovo-Tedesco, Piano works, Daniel Blumenthal |
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