セルメットの音の絵。Op.39-5に絞った感想です。
冒頭の低音三連符の強弱の範囲が短い間に大きくて、岩にあたって砕け散る強い波のような感じがします。この和音の連打に運ばれて曲が進んでいき、ガンガン弾いているようで音がクリアで、大きな音からさっと引いて小さくするのが巧みで、ペダリングが特徴的なのでしょうか。右手と左手の音を若干ずらして弾いていて、気になり始めると気になってしようがないです。素晴らしいですが、弾き方に注意が行ってしまって、曲に溺れることができないです。私は。(演奏時間5'01)
CDにはほかにラフマニノフのソナタ第2番Op.36が収録されています。
ERATO 2292-45479-2 Rachmaninov Etudes-Tableaux Op.39 Hüseyin Sermet |
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