1楽章は”イザヤ” Grave e meditative 重々しくそして瞑想して、
2楽章は”エレミヤ” Espressivo e dolente 表情をもって悲しみを込めて、
3楽章は”エリヤ” Fiero e impetuoso (ma sostenuto e ben marcato il ritmo)
誇りを持って激しく(しかし音の長さを十分に保ち
リズムに十分にアクセントをつけて)。
3楽章とも非常に高揚感があり、聴いていると次第に気持ちが盛り上がる。預言者は訥々と話すのではなく、燃え立つ炎のように激しく訴えかけるのだろう。特に気になったのは、第3楽章のリズムと音階。日本の祭りの音楽にも似ているような気がする。
演奏はロシア帝国生まれのユダヤ人ハイフェッツ。同じくイタリア系ユダヤ人のカステルヌォーヴォ=テデスコは彼の依頼でこの協奏曲を書いた。
RCA Victor Gold Seal 09026-61774-2 |
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