2018年2月4日日曜日

カステルヌォーヴォ=テデスコ ヴァイオリン協奏曲第2番

”預言者”という副題がついている。


1楽章は”イザヤ”   Grave e meditative  重々しくそして瞑想して、
2楽章は”エレミヤ”  Espressivo e dolente 表情をもって悲しみを込めて、
3楽章は”エリヤ”   Fiero e impetuoso (ma sostenuto e ben marcato il ritmo)
         誇りを持って激しく(しかし音の長さを十分に保ち
         リズムに十分にアクセントをつけて)。

3楽章とも非常に高揚感があり、聴いていると次第に気持ちが盛り上がる。預言者は訥々と話すのではなく、燃え立つ炎のように激しく訴えかけるのだろう。特に気になったのは、第3楽章のリズムと音階。日本の祭りの音楽にも似ているような気がする。

演奏はロシア帝国生まれのユダヤ人ハイフェッツ。同じくイタリア系ユダヤ人のカステルヌォーヴォ=テデスコは彼の依頼でこの協奏曲を書いた。

RCA Victor Gold Seal 09026-61774-2

0 件のコメント:

コメントを投稿