2022年8月6日土曜日

ヨーク・ボウエン作曲24の前奏曲op.102その他。ピアノはマリーカトリーヌ・ジロー。

 24曲前奏曲を書いたのは、ショパン、ドビュッシー、スクリャービン、ショスタコーヴィチ・・・ときて、はいカバレフスキーもそうです。そして中々出てこない名前がおそらくボウエン、ボーウェン?

イギリスの作曲家、ヨーク・ボウエンは1884年生まれなのでミャスコフスキーの3歳下。お国柄が違うので単純比較できませんが、とても同じ時代に生きていたとは思えない曲の雰囲気。ロマン派の流れを汲み、明るい色彩で洗練された曲が多いです。1曲1曲が非常に短く、24曲あっという間に聴けてしまう。弾くにも技術的にそれほど難しくないでしょう。

他にノクターンop.78、Rêverie op.86、子守歌 op.83、パルティータop.156が収録されています。個人的にはパルティータがおすすめです。プレリュード、ガヴォット、サラバンド、メヌエット、ジーグの5楽章構成で、ダイナミックなプレリュードの後に控えめな優雅な雰囲気の舞曲3つ。そして最後の派手なジーグ。きっちりと伝統的手法で納めています。

3D 8012


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