前奏曲全曲です。正確で鋼のように強い音です。
抒情的な曲さえ冴え冴えと弾くイメージで、ラフマニノフの曲に甘ったるさを加えることは決してありません。テクニックが素晴らしいので、ラフマニノフのオタマジャクシがごちゃごちゃした楽譜から、的確にメロディを拾い上げ残りの音で奥行きを出します。
感情的でないので、機械のように誤解されるかもしれませんが、私は演奏者の非常に内向的な視線を感じます。おそらくストイックで求道者。
・・・というのがこの演奏から受けた私のイメージです。
VCC-9371 ラフマニノフ:前奏曲集/ワイセンベルク |
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