プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲をアイザック・スターンとユージン・オーマンディ&フィラデルフィアオーケストラで。
プロコフィエフの2曲のヴァイオリン協奏曲を私のイメージで言うと、1番は燦然と輝く黄金、2番は渋く光るブロンズです。
第1番はまだ若い20代に作曲され、あふれる才能とエネルギーをあたりにまき散らすよう。それでいてプロコフィエフ特有のクールさに満ち溢れていて、冷たい太陽のようでもあります。曲調が明るく、黒いビロードの上で輝く黄金のようにも思います。それにしても第3楽章のメロディの美しさは! プロコフィエフのメロディの美しさにはいつも心奪われます。
そして18年後に第2番が作られました。40代になっています。あふれ出るほどの若さは失われても、すっかり自身のスタイルを確立したような安定感と冒険心との絶妙のバランスがいいです。第2楽章がまた美しいんですよね。終盤、ヴァイオリンのFisで2オクターブ上がっていくところの雰囲気が好きです。
MYK 38525 Prokofiev Violin Concertos Nos.1&2 STERN ORMANDY |
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