2022年7月2日土曜日

ハーレムの千一夜 ファジル・サイ

 一時期来日して流行っていた作曲家でしょうか。何故このCDを買ったのか、自分でももう忘れてしまいましたが、あまり現代曲を聴かない自分が買ったのだから、聴いてみようと思わせるほど話題になっていたのでしょう。


ヴァイオリン協奏曲「ハーレムの千一夜」。4楽章構成です。印象的な打楽器で始まる第1楽章。異国風というより異国そのものです。ライナーノートによると、ソロ・ヴァイオリンによってハーレムの女性たちを描写しているとのこと。第2楽章は激しいリズムが多いのですが、ダンスのいろいろなタイプの描写らしいです。ハーレムの女性たちのダンス競演でしょうか。鞘当てですかね。第3楽章は宴の後。美しくて切ないメロディが奏でられます。トルコ民謡でしょうか。この楽章が印象深くて好きです。見てびっくり第4楽章はテンポ指定なし。アタッカで始まり、打楽器とソロ・ヴァイオリン、オケとの間の丁々発止のやり取りのような、激しい異国風。最後はゆったりとした雰囲気で消えていきます。

他に収められているのは、トルコ行進曲"ジャズ"バレエ音楽<パターラ>サマータイム・ファンタジー

AVCL-25364


0 件のコメント:

コメントを投稿