Messe des Morts 死者のミサ曲、レクイエムですね。多くの作品が作られていますが、教会の元々のレクイエムを聴きたくて購入した1枚(というか3枚組)。
Dies Iraeを聴いて、懐かしいような気がしたのは、何人もの作曲家が特にラフマニノフがよくモチーフにしていたから、聴き覚えがあったからでしょう。私が葬儀でじっと読経を聞いているように、彼らはこの歌を聴いているのでしょうか。葬儀に行くたびに覚えますね。仏教には歌はないのでしょうか? なぜ歌に乗せてこなかったのでしょうか。
他に収録されている Elégies pour les Rois & les Princes の A lament for William the Conqueror が耳に残る素晴らしい歌でした。亡くなった王や王子のために作られた悲歌(エレジー)でして、その中のウィリアム征服王のための曲が凛として美しく心打たれました。フランス人ノルマンディー公ウィリアムがイングランド王になり、現在のイギリス王室の祖だそうで、エリザベス女王の戴冠9年を祝ってウエストミンスター寺院で演奏されたとか。
寺院で聴くと、ますます素晴らしいのでしょうね。
HMA 190235.37 CHANT GREGORIEN / Deller Consort / Alfred Deller |
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